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2023年12月22日現在、ユーロと米ドルに対するテクニカル分析をお届けします。
米国、ユーロ圏、英国の政策金利が2023年第3四半期以降据え置かれているとすれば、現在、引き締めサイクルのピークに達した可能性がある。また、パウエル議長の最近のハト派的な発言を受けて、米ドル安が続いている。
今夜、米国は11月の個人消費支出(PCE)統計を発表する。この統計が軟調な内容であれば、ユーロ対米ドルは一段高となる可能性がある。しかし、現在の米国経済の強さとユーロ圏の経済成長の弱さから、「うわさで買って事実で売る」の可能性も否定できない。
(ユーロ/米ドル日足チャート。情報源:Ultima Markets MT4)
指標は買われ過ぎのゾーンに入ってるが、弱気のシグナルを発しておらず。現時点で、ブル局面がまだ優位であり、短期的に為替レートはまだ上昇を続ける力を持っていることを示唆している。
為替レートは5営業日の調整後、昨日力強く上昇し、最終的に前回高値付近で取引を終えた。今日の相場が昨日の高値を上抜けば、買い取引のチャンスがあり、次のターゲットは紫色の2400日移動平均線付近となる。
(ユーロ/米ドル1時間足チャート。情報源:Ultima Markets MT4)
指標は買われ過ぎのゾーンで弱気のシグナルを発しており、為替レートの下落が間近に迫っていることを示唆している。日足チャートからみると、まだ強気トレンドにあるため、予想される下落は短期的な調整と見られる。
現在、為替レートは1.100付近で抵抗されており、これは上昇トレンドチャネルの上端と前回高値と組み合わせた二重の抵抗帯となっているため、アジア取引時間で下方修正される可能性がある。
赤の7日移動平均線は短期的な上値支持線となっている。一方、7日移動平均線が何度も調整され、ダブルトップ構造を形成した場合、相場がさらに深くリトレースメントする可能性も否定できない。よって、アジア取引時間中の為替レートの動向には注意が必要である。
(ユーロ/米ドル1時間足チャート。情報源:Ultima Markets MT4)
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