英ポンド対NZドル、ペナント形ほぼ完成 

この調査レポートは2023年10月31日現在、英ポンドとNZドルに対して分析したものです。 

要点 

• イングランド銀行の金融政策 

今週木曜日、イングランド銀行（BOE)は最新の金利決定を発表する。現在の英国経済は再利上げを支持しておらず、市場はBOEが今後の経済をどのように見ているかを注目している。ハト派的な情報が発表されれば、ポンドは下落する傾向が強い。 

• ニュージーランド銀行の金融政策 

現在、ニュージーランドの消費者物価指数（CPI）は中央銀行の予想を下回っており、今年11月から来年2月にかけて、利上げのタイミングになると市場が予想している。 

今年の利上げを刺激するような出来事があれば、NZドルの上昇を引き起こす可能性がある。 

テクニカル分析 

デイリーチャート分析 

（英ポンド/NZドルデイリーチャート。情報源：Ultima Markets MT4）

• ストキャスティクス・オシレーター 

買われ過ぎのゾーンにある弱気のサインは、相場がリトレースメントに入り、さらには反転下落する可能性を示唆している。 

• 移動平均線グループ 

為替レートは33日移動平均線と65日移動平均線を上抜けた後、リトレースメントの形になり、現在、2本の移動平均線の上で横ばいに固まっている。ストキャスティックス・オシレーターと合わせて見ると、調整局面後も相場が上昇を続ける可能性が高い。 

• ケイ線 

為替レートが10月13日にダブルボトムのローソク足構造が形成された後、ネックラインは重要なサポート・レベルとなっている。相場は移動平均線の上方で固まっているが、ネックラインまで戻る可能性も否定できない。 

4時間チャート 

（英ポンド/NZドル4時間チャート。情報源：Ultima Markets MT4）

• 移動平均線グループ 

為替レートは65日移動平均線と200日移動平均線にサポートされ、短期的には収束するペナント形を示している。 

• フィボナッチ・リトレースメント 

平均線が為替レートを支え続けない場合、次のターゲットはフィボナッチ・リトレースメントの38.2%である。 

• チャネルラインのサポート位置 

リトレースメントの2つ目のターゲットは、下にあるチャネル上限線で、これは潜在的に強力な支持水準であり、チャネルラインまで戻れば、相場は明確な下降への反転となる。 

PIVOTインジケーター 

（英ポンド/NZドル1時間チャート。情報源：Ultima Markets MT4）

• Ultima MarketsのMT4にあるPIVOT指標によると、当日の中心価格は2.08135。 
• 2.08135より上ではブル、第一ターゲット2.08785、第二ターゲット2.09334。
• 2.08135より下ではベア、第一ターゲット2.07590、第二ターゲット2.06927。  

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