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2023年12月13日現在、英ポンドと米ドルに対するテクニカル分析をお届けします。
10月までの3ヵ月間に、英国の賃金上昇率は7.3%と小幅に鈍化し、予想より大きく低下した。インフレ率は下降に向かうと予想されているため、英ポンドには短期的な下落圧力がかかっている。
インフレ率の低下期待がイングランド銀行(BOE)による早期利下げ期待のきっかけとなったとはいえ、英国のインフレ率の起点が高く、これまでのコア・インフレとサービス・インフレの鈍化を示す証拠が少ないことから、BOEの利下げは米連邦準備制度(FED)や欧州中央銀行(ECB)よりも遅くなるとの見方が強まっている。
(英ポンド/米ドル日足チャート。情報源:Ultima Markets MT4)
指標は下降トレンドにあるが、為替レートは急落しておらず、現時点で調整局面であることを示唆している。指標が強気のシグナルを発すること待って、買いのチャンスを狙おう。
上昇チャネルの上端でもある200日移動平均線近辺まで、為替レートのリトレースメントが近づくと、相場は下げ止まって上昇トレンドを再開する可能性がある。
(英ポンド/米ドル1時間足チャート。情報源:Ultima Markets MT4)
指標は強気のシグナルを発した後、50の中央線の下で推移しており、現在の強気傾向が未だ不確で、変動のトレンドにあることを示唆している。
昨日、為替レートは200日移動平均線に当たった後、急速に下落し、長い上影陰線で取引を終えた。その上影陰線の高値は、強気と弱気の分かれ目となる可能性がある。為替レートはこの水準を上抜ければ、強気相場が明確となり、そうでなければ調整局面が継続する。
(英ポンド/米ドル1時間足チャート。情報源:Ultima Markets MT4)
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