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1月5日金曜日の欧州株式市場は、取引開始早々に売り圧力に見舞われたが、その後は下げ幅を縮め、小幅安で取引を終えた。米国ISMサービス業購買担当者景気指数(PMI)が予想を下回ったことで、米連邦準備制度理事会(FRB)による3月の利下げ観測が再燃した。取引序盤に比べて、欧州国債にいくらかの安堵感をもたらし、利回りが反発した。ユーロ・ストックス50とストックス600はともに0.25%下落し、取引時間中に1%にタッチした。最近の統計によると、ユーロ圏の12月のインフレ率は2.9%と、前月の2.4%から急上昇した。このため、投資家は、低迷するインフレ水準がECBのタカ派的な政策スタンスの延長につながるのではないかと懸念している。一方、強い米雇用統計はユーロ圏の金融市場を不安にさせた。世界的な為替レートの影響を特に受けやすいフランスの高級品大手は調整圧力にさらされ、ルイ・ヴィトンLVMHグループとエルメスはともに1.5%近く下落した。シーメンスやシュナイダーを含むドイツの産業大手も激しい売りに見舞われ、1.2%下落した。
(ユーロ・ストックス50 日足チャート)
(ストックス600 日足チャート)
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