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英国株が回復、過去最高値更新
1月4日木曜日、英国のFTSE100種総合株価指数は0.5%反発して7,720ポイントを突破し、2日の続落から回復した。特にエネルギー株が好調で、英BPとノルウェーの石油大手エクイノールは、米ニューヨーク州沖で進める洋上風力発電「エンパイア・ウインド2」について、契約の解除により、BP株が0.5%上昇した。また、英国の衣料品小売企業ネクストは5%上昇し過去最高値を更新、通期の利益見通しを上方修正した。一方、JDスポーツ・ファッションは通期見通しを下方修正した、株価は23%急落して2ヵ月ぶりの安値となった。経済データでは、2023年11月の英国消費者貸出純増額は20億ポンドと2017年3月以来の高水準となり、14億ポンドの増加予想を上回った。また、住宅資金融資は合計で501万ポンドとなり、こちらも予想を上回った。最後に、PMI調査の最終結果では、英国のサービス部門の生産は12月に当初の予想を上回る力強い伸びを示し、楽観的な見方は7ヵ月ぶりの高水準に達した。
(FTSE100種総合株価指数 年足チャート)
英国サービス部門、当初予想より急速拡大
英国サービス部門購買担当者景気指数(PMI)は、2023年11月の50.9から12月は53.4に上昇し、予想の52.7を上回った。英国のサービス部門は2ヵ月連続で拡大し、ユーロ圏全体の縮小傾向を克服した。これは、新規受注の伸びによるもので、6月以来最速となった。聞き取り調査では、特に金融サービスやテクノロジーの分野で消費者需要が回復の兆しを見せていることが明らかになった。生活コスト圧力の継続、家計の引き締め、イングランド銀行の制限的な金融政策スタンスにもかかわらず、成長は底堅かった。しかし、賃金圧力は8月以来最悪の投入コスト・インフレを促進し、雇用の減少と生産コストの上昇を招いた。まとめとして、今後1年間の景況感に対する楽観的な見方は、7ヵ月ぶりの高水準となった。
(英国サービス部門購買担当者景気指数。 出所:S&Pグローバル)
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